FDI歯科学会
今年のFDI歯科学会は音楽と森の都ウィーン(オーストリア)
にて10月1日から5日間にわたってオーストリアセンターで開催
されました。 前回のウィーンでの開催は1982年でしたので
20年ぶりということになります。参加者は世界各国から8,500
名、日本から学会への先生の参加数は100名あまりと聞いて
います。展示会は10月2日から5日までの4日間開催されました。
出展メーカーでは地元のW&H社、ガンマ社やヨーロッパ勢を
中心にアメリカ、フランス、イタリア、韓国、台湾、そして日本の
メーカーも展示されていました。いつものことながら大手メー
カーが大きくスペースを確保していました。
会場入口でイボクラール ビバデント社(リヒテンシュタイン)が
デモコーナーを設けて新製品「SR VivoTAC・OrthoTAC」を
紹介していました。この商品はイボクラール人工歯と同じ形態で
白色、特殊成分によりレントゲン造影性をもたせ、この仮補綴物を
ガイドとしてインプラント植立部位にドリリングするものです。
又来年のドイツIDS国際デンタルショーで発売を予定されている
新レアリング陶材なども紹介されていました。
プランメカ社(フィンランド)は今年で創立30周年を迎え、その
式典、イベントがヘルシンキ本社とシリヤライン、シンフォニー号
(Helsinki〜Stockholm間の6万トン大型旅客船)にて6月に開催
されました。その記念すべき年のFDIなので力を入れています。
新製品としてリニア断層撮影から顎関節撮影及び通常のパノラマ
撮影のすべてをカバーするパノラマレントゲンでフィルム現像
タイプとデジタルタイプの2種類。 これからはデジカメと同様
画像診断としてレントゲンもデジタル撮影が益々普及すること
でしょう。 又プランメカ社のIntra Oral X-rayは世界で初めて
照射電流の調整が可能となり、CCD、イメージングプレート
デジタルとフィルム撮影をワンタッチの切り替えボタンで選択
することができタイマーだけに頼らないものとなりました。
プランメカ社(フィンランド)は今年で創立30周年を迎え、その
式典、イベントがヘルシンキ本社とシリヤライン、シンフォニー号
(Helsinki〜Stockholm間の6万トン大型旅客船)にて6月に開催
されました。その記念すべき年のFDIなので力を入れています。
新製品としてリニア断層撮影から顎関節撮影及び通常のパノラマ
撮影のすべてをカバーするパノラマレントゲンでフィルム現像
タイプとデジタルタイプの2種類。 これからはデジカメと同様
画像診断としてレントゲンもデジタル撮影が益々普及すること
でしょう。 又プランメカ社のIntra Oral X-rayは世界で初めて
照射電流の調整が可能となり、CCD、イメージングプレート
デジタルとフィルム撮影をワンタッチの切り替えボタンで選択
することができタイマーだけに頼らないものとなりました。
サテレック社(フランス)は、日本でも大好評の印象採得補助材
「エキスパジル」を前面に押し出し好評を博していました。面倒な
歯肉圧排処置を少しでも簡単に確実にしたいという要望は世界
共通の先生方の願いでもあります。 W&H社は、サイネアハンドピース
等の主力HPの他にインプラント用モーター「インプラントメッド」、
「エルコメッド」等の強力で安定したパワーが受けていました。
地元ウィーンに本社のあるガンマ社はスラビチェック教授のご子息
Christian Slavicek氏が15年前に始めた会社でスラビチェック
教授が開発した顎咬合診断解析装置「キャディアックス」は日本
では佐藤教授、玉置講師(神奈川歯科大学)、榊原ラボのセミナーを
通じて御紹介させていただいています。又、ギルバッハ社(ドイツ)は
咬合器では実績のあるメーカーで最近ではCAD/CAM研削
装置を開発して1年前よりヨーロッパで販売(50台)をしている
とのことでした。その他にクラスBオートクレーブも多く展示
されていました。 日本からはジーシー、松風、モリタ、長田、
タカラベルモント、NSK、マニー等の各社が展示
されていました。
次回のFDI歯科学会は、2003年9月18日〜21日の
4日間オーストラリアのシドニーで開催される予定
です。
田谷 満弘: 白水貿易株式会社 記 |
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