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「イベント」

ワールドデンタルショー

●前文
 我々にとって、器械・材料ともに、なくてはならないものなのですが、こと新製品の情報となると、どうも遅れがちです。そこで豊山がワールドデンタルショーに行けなかった皆さまのために目立ったものをレポートいたしました。見逃した方もどうぞ。
●モリタ
 これという強いインパクトがなかったというのが正直なところです。色々なものはたくさん並んでいるけれども、ウリが何なのかよくわかりません。ただ、スペースラインが復権の兆しを見せたので、術者・患者サイドからの快適な診療の追求が再び活発化していくような気がします。アポロニア7月号でも触れていますが、スペースラインの診療システムは、歯科に携わる者であれば、これから勉強しても損になりません。肉体的にも楽な診療が行えることを実感できるはず。DMAメータはアレルゲンとなる口腔内の金属溶出を検出するシステムで、メタルフリー=審美修復へのよいイントロダクションになりそうです。
●ヨシダ
 歯科用CT装置「ニュートム」と、エアアブレーション「エアロステーション」、新型ファイル「K3」が目につきました。CTでは先発のモリタに比べると、画質その他が大幅にアップし、有用性が増しています。CT導入を検討している方にはお勧め。詳しくは大黒理事に聞いてみてください。エアアブレーションシステムは、もっと本気で普及させるつもりならば、制度面を含めた環境整備が必要になるでしょう。K3は非常に良いです。クアンテックで時々問題になっていた歯質への食い込みが大幅に軽減されており、ニッケルチタン特有の突然の破折がかなり回避されています。これはモリタ、カボなどとは異なったアプローチといえます。
●ジーシー
 一押しの商品を見つけ、その場で契約してしまいました。それは「サリバチェックSM」。従来の製品では細菌の培養が不可欠でしたが、診療環境・廃棄物処理などを考えると、好ましいことではありませんでした。もう一点は培養するがゆえに、その場で患者さんに結果を示せませんでした。この2点が改善されたという点にのみおいても術者にも患者にも大きなメリットがあると思います。これはどんどん使ったほうがいい、と断言できます。詳しくはジーシーのホームページをご覧下さい。
●松風
 メルサージュでお馴染みの松風が、Professional Care for Prophylaxisをうたい文句にPMTCキットを組んできました。「PCPキット」です。マニュアルブックなどバックアップツールの充実にも期待できます。ともすれば、デンチャーというイメージの強かった松風ですが、ここにきてホワイトニング・PMTCという流れに大きく転換してきたようです。でもホームホワイトニング材が松風から出ることを、我々は待ち望んでいます。測色計の「シェードアイ」も競合製品が出てきたことにより注目が集まり、この市場の拡大が期待できそうです。


●長田電機工業
 半導体レーザーにこだわっていたオサダがついにエルビウムヤグレーザーを出してきました。MI(ミニマル・インターベーション)および無痛治療というキーワードの広がりは、一層加速されるのではないでしょうか。特にコンサバなオサダから出たことが重要ですよね。これによってHOYAの販売状況も好転するのではないでしょうか。
●タカラベルモント
 デンタルサロンという新しいコンセプトの提案といえるユニット「プロフィラックス」は、今後の診療について真剣に考えさせるものです。PMTCやホワイトニングは、もしかしたら通常の診療空間と分離する必要があるのかもしれません。下手をすれば東南アジアよりも遅れているかもしれない日本の診療空間。近藤隆一先生もバリ島でびっくりしたというエピソードもあります。我々はもっと外に向けて診療空間も含めて患者さんのハードルを低くしてあげることに気を配ってあげるべきでしょう。LDAでは諸外国のオフィスの事情などもお知らせしていく予定です。

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